一盗の味。其の九
〜有馬温泉の夜は更けて〜

当時の私は、体中が性欲の塊のようなもので、
一度や二度気を遣った位では到底満足できず。また相手の純子も、
オメコしたい盛りの熟女です、一休みして疲れを癒すと、どちらからともなく手を出し、
再び乳房を揉んだりチンポを擦ったりし始めたのでした。

そんな事をして暫くふざけ合っていましたが、次第に私は本気に成ってきて、
純子の唇へ唇を押し付け、舌を相手の口の中へ差し込んで、舌と舌を絡ませながら、
同時にふっくらと盛り上がった純子の乳房へ指を這わせました。

気を遣った後、一旦柔らかくなった成っていた彼女の乳首が再び硬くなり始めると、
絡ませている舌の動きがベットリと潤いを増し、息遣いは嵐の様に荒々しくなってきました。
それに勢いを得て、しどけなく開いた股間へ利き手を差し込んで、
二本の指でサネ頭を摘んだり、親指の腹でサネ裏を撫でまわしたりするうち、
次第に固く勃起して包皮が捲れるようになってきました。

感度の良いサネで、ピクピクと反応し右に左に指先から逃れようとするのを、
執拗に追い掛けて、擦り回します。
「あア、あア、あアッ」
と喘ぐ息の間からヨガリ声が漏れ始める頃には、ティッシュで拭いた後の乾いた
オメコ全体が新たな吐淫のヌメリで再びベトベトに濡れてきました。

指先を下へ下げてみれば、充血して腫れ上がった膣口の秘肉がモクモクと盛り上がって、
イソギンチャクのように、指を吸い込んでくる感じです。其れに攣られ、
二本の指を膣内へ差し入れると、ズボズボズボと奥まで入り込みましたが、私の指を
待ち構えていたようにザラザラした肉襞が絡み付き、食い付く様に締め付けてきました。

私はそんな秘肉の感触を楽しみながら、指先をくの字に曲げて、膣壁を前後左右に、
或いは深く、或いは浅く、縦横にくじりたてます。
一方、彼女の乳首は更に固くしこって、乳輪には深い皺が刻まれてきました。

「あア、もう堪忍して、なア、早いとこ何とかしてぇ」純子は体を擦り付ける様にして、
頻りに腰を振り、熱い息を私の耳元へ吹きかけながら催促してきます。言うまでもなく
私のチンポは最前からカッカカッカと熱を帯て、はち切れんばかりに怒張しています。
私は一刻も早く挿入したいと逸る気持ちを抑えて、
十分に彼女の気分を高めてやろうと必死でした。

純子はとうとう堪りかねて、オメコは私の指に任せたままで、やおら体を起こすと、柔らかい
指先でコチンコチンに勃起したチンポを亀頭の先から根元まで締めたり緩めたりし始めました。
只でさえ興奮しているのに、巧みな指の動きで撫で擦られ、
私は不覚にも亀頭の先から先走りの淫液をドロッと流してしまったのです。

「あア。ええ道具やわア、ほんまにえええチンポや」
純子は私の耳元で感じ入ったような声を上げ、
「なあ、くじるんはもうそれくらいにして、入れて、なあ、早よう入れて」
と激しく腰を揺すぶってきました。

私もそろそろ限界に来ていたので、淫液でベトベトに濡れた二本の指を抜き出すや、
仰向きに成った彼女の両足を大きく開かせると、太腿の間へ膝を進めて、乗り掛かって行きました。
亀頭の先を割れ目へ沿わせて、溢れるばかりに出している淫水をベットリと擦り付け、
膣口へ臨ませると、下から純子が持ち切れない様子で尻を持ち上げてきます。

其のタイミングを外さずに一気に腰を落とすと、ズボズボッと根元まで入り込みましたが、
直ぐに入り口まで引き抜いて、コチョコチョコチョと小腰で抜き差しし、
女を焦らせておいてから、再びズボッと毛際まで差し込みました。
「あア、もう・・・あア、エエ、エエ、あア、エエわ」
純子は額に八の字を寄せ私の背中へしがみ付いてきます。

オメコの中で膨れるだけ膨れ上がったチンポをしっかりと咥え込んで、
嘗め回すように絡み付かれる感触は、どう考えても、
これまでに経験したどんな女にもなかった上味でした。

二十回も抜き差ししないうちに、股間には強烈な快感の渦が沸き起こり、
今にもイキそうになるのを、やっとのことで堪えて、更に抜き差しを続けるうち、
純子は辺りをはばからぬ大声でヨガリ声を上げて泣き始めました。

「あア、エエわ、エエわ。あれえ、そんな事したら・・・もう・・・そこが、そこが・・・」
「ここかい？ここが快いのかい？」
「あア、エエの、エエの・・・あア、もう、そこが、そこが・・・あア、もう、イク、イク、イクウッ・・・」
そう叫んだ途端、膣の奥が激しい収縮を繰り返し、亀頭の敏感な場所を締め付けてきました。

「おおうッ」
私も思わず唸り声を上げ、子宮めがけて、ピュッ、ピュッ、ピュッと、
堪えに堪えた熱い淫水を弾き出しました。
それを純子は子宮の口に感じるのか、再びフン、フン、フンと鼻息を荒げて頻りに腰を振り、
最後のエクスタシーを楽しんでから、やがてガックリと成ったのでした。
暫くして、純子は薄目を開け、口元に艶然とした笑みを浮かべました。

「あんた、女泣かせの腰遣いが上手いなア、ウチ、もうオメコの芯から痺れてしもうたわ」
そう言いながら、力一杯抱き締めて、下から体を揺さぶるのでした。
「これ切では嫌や。嫌でっせ、なあ、あんたア」
「これ切にするもんか。俺だって、純子のオメコ離さへんで。とことんお前に付き合うてやるでえ」
「ほんまやで、ほんまやで」
そうこうしている内に、抜けかかっていた私のチンポは再び力を盛り返し、
膣の中でグイグイと固さをましてきました。

「ああ、また元気になってきたわ。この太いので突かれると、もうビンビン子宮の奥へ感じるわ。
　さあ、ウチも頑張るよって、もう一遍気やらしてえナ」
そう言って下から腰を使ってきます。私も今度は二度も気を遣った後なので、
体にも気分にもゆとりが出来、腰を使いながら乳房を揉んだり、後ろから肛門を撫でたりして
刺激を加えてやりました。その多重攻撃に純子はひとたまりもなく乱れ始め、
半狂乱になってヨガリ声を上げてきます。

私はこれでもか、かれでもかと言わんばかりに急所を攻め立て、
最後には腰を浮かした状態で乳首を口に含んで、乳首を舌の先で嘗め回しながら
チュウチュウと音を立てて吸い上げました。
「あ、アーン、もう・・・なア、どうすんのや、ウチのオメコを・・・あア、そこそこ・・・」

彼女は支離滅裂な言葉を口走り、体を弓形に反らせたかと思うと、
チイチイチイと子宮の奥から噴きだすような淫液を亀頭の先へ浴びせかけながら気を遣って、
体の中に残っていた精力を使い果たして、気を失ったようにグッタリとなりました。

純子が気を遣る時は、膣の奥が激しく痙攣を繰り返し、亀頭の周りを締め付け、
其の快感は素晴らしいものでしたが、流し続けの淫液で膣の中がツルツルと
ふやけたようになっているので、ぐっと下腹に力を入れて堪えると、
出掛かっていた精液は思い止まったように睾丸の奥へ引き込んで行きました。

「まア、憎たらしい人ね。人にばかり気を遣らせて、自分は知らん顔して・・・」
暫くして目を開けた純子は、下から私の顔を見上げて、はにかんだ表情をしています。
「今度は一緒に遣るから、もう一遍やろう」
「ウチは何遍でもエエけど、一緒にイッてくれへんだら張り合いないさかいになア」
そう言って再び下から腰を使う純子のりずむに合わせて、パスパスと抜き差しすると、
オメコの奥からピチャピチャ、グチュグチュと激しいボボ鳴りの音が響いてきます。

「この音の様子じゃ、えろう汁出してるんやなア」
「まア、恥かしいこと、言わんといてえな。そやのうても、ウチ、さっきから気にしとるのに」
純子は恥かしそうに私の肩に顔を押し付けて、
それでも腰遣いは益々激しさを加えて来るのでした。
そうしてやがて純子は何度目かの気を遣り始め、私もそれに攣られれて、
目くるめくような激しい快感に身を委ねながら、ドクドクと射精したのでした。
ＥＮＤ
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