「いいから、足を開いて、スイッチを入れるよ」
大江がスイッチを入れると、黒いバイブは何とも嫌らしくくねりはじめます。
ヴィーンヴィーンと唸りながら、肉の割れ目に徐々に没入してきたのです。
「うっ、ううう・・・」
大ぶりな振動が柔襞を震わせ、思わず私は腰を泳がせました。
人間技では絶対に真似の出来ない、力強く規則的な律動でした。
「あああーっ、大きいわァ・・・凄いっ」
おまけに馬並みの大きさとあっては、狂わないわけにはいきません。
最大限まで膣口が拡がり、さかんに快美を訴えていました。
子宮を微かに抉られる刺激に、私は我を忘れました。
大きいばかりがセックスじゃないと明言していた私ですが、
喉許まで突き上げてくる快感にはグウの音もでもせんでした。
私は、この性の道具に溺れていました。完全に打ち負かされていたのです。
「よがれっ、もっとよがれよ。僕には遠慮しなくていいんだ。
僕は君がバイブに犯されるところを見られれば、それで十分なんだから・・・」
「あぁぁぁぁ〜っ、いいわ、息が詰まりそうよ。オマンコが張り裂けそうなのよっ」
私がのたうち回れば回るほど、大江もまた業火のごとく昂ぶっていく様子でした。
バイブとオマンコの結合部を食い入るように見つめる目には、
加虐的とも被虐的ともとれる鈍い光が滲み出ています。
「いけ、いけ、いくんだっ」
グサグサとバイブを突き立てる大江の姿には、鬼気迫るものがありました。
何かに取り憑かれたように、大江はバイブという手段で私を姦し凌辱しつづけたのです。
「あぅぅーっ、し、死ぬゥ」
壁にヒビが入りそうな絶叫を放ち、私は白目を剥きました。
バイブがくれた絶頂は壮絶で、達した後のカラダはほとんど抜け殻でした。
「よかったわ、よかったわ、とても・・・。こんな気持ちのいいプレゼントを、どうもありがとう」
「智子さん、いままでになく激しかったよ。やっぱり、大きい事はいい事なんだな」
私の充足感とは裏腹に、大江はどこか淋しそうででした。
私は自分の無神経さにハッと気づきました。
「そんなつもりじゃあ・・・。多寡が道具じゃないの。
バイブなんて、セックスの小道具にしか過ぎないわ。
私はやっぱりアナタの方がいいわ。
血も体温も感じられる、生身の人間の方が・・・」
「本当っ?じゃあ、こんどは僕にもプレゼントをもらえるかな」
「いまは何も持ってないけど、何がいい?」
「いますぐもらえるものさ。君のお尻が欲しいんだ」
アナルセックス・・・。これも、私には初体験でした。けれど大江が望むならば、
と私は進んで四つん這いになりました。
「余り痛くしないでね。アナルは、まだ処女だから」
「もちろん、ワセリンを用意してきたよ」
突き出した私の尻の中心に、大江はたっぷりと脂っぽいクリームを塗り付けました。
大江の指が触れただけで、私の肛門ははしたなくも蠢いてしまったのです。
「ああ・・・ゾクとしたわ。お尻の穴って、敏感なのね」
「アナルは第二の性器なのサ。いくよ」
大江が私の腰を引き付けました。
ヌルッと滑ったかと思うと、ペニスが僅かにめり込みます。
「あっ、ひいっ・・・」
何と言うか、そう、座薬を入れたときのような感触でした。
これが並みのサイズのペニスなら、飛び上がらんばかりに痛かったに違いありません。
けれど、痛みというほどの痛みはありませんでした。
大江のペニスは、アナルセックスにちょうどいい大きさなのかも知れません。
「ううう・・・よく締まるよ。きついな。千切れそうだ」
「動いて、ジンジンしてきたわ。お尻の穴も、ちゃんとした性感帯なのねぇ」
今更ながらに、私は肛門の性感に驚いていました。繊細な快美がジワジワと溢れ出て、
天にも昇る心地良さです。我知らず、私は腰をハミングさせていました。
私以上に大江も感じ入っているようでした。肛門の筋肉は、膣など及びもつかないほど
強力なのでしょう。機関車さながらの勢いで、猛烈なピストンを繰り出してきました。
「あはーっ・・・あ、ああ〜っ」
と、ふいに強烈な攻撃が膣口を刺し貫きました。またもや私はさけびをうち放ち、
メチャクチャに尻を振りたてていたのです。
私のオマンコの中では、中くらいのバイブがうねり狂っていました。
「二所責めは効くだろう、痺れるだろぅ?」
肛門を突きバイブを操る大江の声ももはや低く嗄れていました。
私も彼も、あと一歩で行き着くところに行き着こうとしていたのです。
「イボイボが当たるの・・・たまらないわ」
快美が大挙して押し寄せ、私の性感は擦り切れんばかりの有様でした。
真珠大のイボが膣襞を擦りたて、一気に私を絶頂へと引き上げていったのです。
「うあーっ、飛ぶわ、とぶっ・・・」
「僕も・・・も、もう、出・・・出すぞ・・・」
私達が昇りつめたのはほぼ同時でした。この時、私は大江との間に、
絶ち切りがたい絆を五感で感じ取っていたのです。