短小男の性戯に狂う人妻。其の七
◇肉体のきずな◇

素敵なシティホテルで、恋人と過ごすクリスマス・・・。
こんなクリスマスを迎えるのは、生まれて初めての事です。
ホテルのグリルでディナーを満喫したあと、
私と大江は最上階の客室に引き篭もりました。

私が一晩、家を空けると言っも、夫は何の疑いも持たず。
「行っておいで、35年ぶりの同窓生が田舎から出て来たのなら、
 一晩ゆっくり話をしてくればいい」と全く私の言葉を信じて疑わないのです。
そんな夫に甘える私は本当に悪い妻です。

今夜は時間を気にせずに愛し合う事が出来ます。
「智子さんに、クリスマスプレゼントを持ってきたんだ」
部屋へ入ると、大江は私に小包を手渡しました。
プレゼントを貰うなんて、何年ぶりのことでしょう。私は感激しました。

「まあ、嬉しいっ、何かしら」
早速包みを開けると、私はパッと顔を赤らめました。
中から、大・中・小合わせて三本のバイブレーターが出て来たのです。
「大江さんたら・・・。私、こんなもの私初めて見たわ」
「いいだろう?僕、もっと智子さんに歓んでもらいたくて、
 こいつを選んだんだ。こいつを使って一晩中遣りまくろう!」

一番大きいのは真っ黒で、黒人のペニスを連想させました。
中くらいのは肌色をしていて、イボイボがたくさん付いています。
ピンク色の小さいバイブは、見掛けはこぶりだけど、
動きが細やかでリモコン操作ができるのだそうです。

私達は一緒に風呂に入りながら、お互いのカラダを思う存分、
愛撫し合いました。そうやって十分に下準備をすませてから、
ベッドに潜り込んだのです。

「この黒いやつは、僕の百倍もありそうなでかさだな」
「大きすぎて、何だか怖いわ」
言いつつも、やはり私の胸は期待に膨らんでいました。それは、
長さ二十センチ、太さは四〜五センチ位の信じられない程の巨大さでした。

「いいから、足を開いて、スイッチを入れるよ」
大江がスイッチを入れると、黒いバイブは何とも嫌らしくくねりはじめます。
ヴィーンヴィーンと唸りながら、肉の割れ目に徐々に没入してきたのです。

「うっ、ううう・・・」
大ぶりな振動が柔襞を震わせ、思わず私は腰を泳がせました。
人間技では絶対に真似の出来ない、力強く規則的な律動でした。
「あああーっ、大きいわァ・・・凄いっ」

おまけに馬並みの大きさとあっては、狂わないわけにはいきません。
最大限まで膣口が拡がり、さかんに快美を訴えていました。
子宮を微かに抉られる刺激に、私は我を忘れました。
大きいばかりがセックスじゃないと明言していた私ですが、
喉許まで突き上げてくる快感にはグウの音もでもせんでした。
私は、この性の道具に溺れていました。完全に打ち負かされていたのです。

「よがれっ、もっとよがれよ。僕には遠慮しなくていいんだ。
 僕は君がバイブに犯されるところを見られれば、それで十分なんだから・・・」
「あぁぁぁぁ〜っ、いいわ、息が詰まりそうよ。オマンコが張り裂けそうなのよっ」

私がのたうち回れば回るほど、大江もまた業火のごとく昂ぶっていく様子でした。
バイブとオマンコの結合部を食い入るように見つめる目には、
加虐的とも被虐的ともとれる鈍い光が滲み出ています。

「いけ、いけ、いくんだっ」
グサグサとバイブを突き立てる大江の姿には、鬼気迫るものがありました。
何かに取り憑かれたように、大江はバイブという手段で私を姦し凌辱しつづけたのです。

「あぅぅーっ、し、死ぬゥ」
壁にヒビが入りそうな絶叫を放ち、私は白目を剥きました。
バイブがくれた絶頂は壮絶で、達した後のカラダはほとんど抜け殻でした。

「よかったわ、よかったわ、とても・・・。こんな気持ちのいいプレゼントを、どうもありがとう」
「智子さん、いままでになく激しかったよ。やっぱり、大きい事はいい事なんだな」
私の充足感とは裏腹に、大江はどこか淋しそうででした。
私は自分の無神経さにハッと気づきました。

「そんなつもりじゃあ・・・。多寡が道具じゃないの。
 バイブなんて、セックスの小道具にしか過ぎないわ。
 私はやっぱりアナタの方がいいわ。
 血も体温も感じられる、生身の人間の方が・・・」
「本当っ?じゃあ、こんどは僕にもプレゼントをもらえるかな」
「いまは何も持ってないけど、何がいい?」
「いますぐもらえるものさ。君のお尻が欲しいんだ」

アナルセックス・・・。これも、私には初体験でした。けれど大江が望むならば、
と私は進んで四つん這いになりました。
「余り痛くしないでね。アナルは、まだ処女だから」
「もちろん、ワセリンを用意してきたよ」

突き出した私の尻の中心に、大江はたっぷりと脂っぽいクリームを塗り付けました。
大江の指が触れただけで、私の肛門ははしたなくも蠢いてしまったのです。
「ああ・・・ゾクとしたわ。お尻の穴って、敏感なのね」
「アナルは第二の性器なのサ。いくよ」

大江が私の腰を引き付けました。
ヌルッと滑ったかと思うと、ペニスが僅かにめり込みます。
「あっ、ひいっ・・・」
何と言うか、そう、座薬を入れたときのような感触でした。
これが並みのサイズのペニスなら、飛び上がらんばかりに痛かったに違いありません。
けれど、痛みというほどの痛みはありませんでした。
大江のペニスは、アナルセックスにちょうどいい大きさなのかも知れません。

「ううう・・・よく締まるよ。きついな。千切れそうだ」
「動いて、ジンジンしてきたわ。お尻の穴も、ちゃんとした性感帯なのねぇ」
今更ながらに、私は肛門の性感に驚いていました。繊細な快美がジワジワと溢れ出て、
天にも昇る心地良さです。我知らず、私は腰をハミングさせていました。

私以上に大江も感じ入っているようでした。肛門の筋肉は、膣など及びもつかないほど
強力なのでしょう。機関車さながらの勢いで、猛烈なピストンを繰り出してきました。
「あはーっ・・・あ、ああ〜っ」
と、ふいに強烈な攻撃が膣口を刺し貫きました。またもや私はさけびをうち放ち、
メチャクチャに尻を振りたてていたのです。
私のオマンコの中では、中くらいのバイブがうねり狂っていました。

「二所責めは効くだろう、痺れるだろぅ?」
肛門を突きバイブを操る大江の声ももはや低く嗄れていました。
私も彼も、あと一歩で行き着くところに行き着こうとしていたのです。

「イボイボが当たるの・・・たまらないわ」
快美が大挙して押し寄せ、私の性感は擦り切れんばかりの有様でした。
真珠大のイボが膣襞を擦りたて、一気に私を絶頂へと引き上げていったのです。
「うあーっ、飛ぶわ、とぶっ・・・」
「僕も・・・も、もう、出・・・出すぞ・・・」

私達が昇りつめたのはほぼ同時でした。この時、私は大江との間に、
絶ち切りがたい絆を五感で感じ取っていたのです。
END
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