永瀬夫妻との夫婦交換。其の一
〜選択の扉〜

以前「和田さん夫婦との3P」と言うテーマで掲載された記事を読まれた、
夫婦交換未経験の永瀬さんと言う方から問い合わせのメールが来たと、
このサイトの管理人様から連絡を頂きました。
そして先日永瀬さんからお手紙で3Pの申し込みを受けたたのでした。

手紙の内容を簡単に記しますと、

ーー投稿文を拝読し、圧倒され同感したりして一気に読破しました。そこで貴方様
御夫婦の3Pのお相手として参加させて頂きたいのです。妻はこの遊びには理解を
未だ示しておりません。私をお招きいただければ誠心誠意、舌でのご奉仕はもとより、
奥様の満足を得るよう精一杯の努力を惜しみません。私のカメラ技術は、
アマチュアなりにある程度自信があります。奥様が気を遣られる姿や恍惚の表情、
ペニスの出し入れで捲れる脾肉などお撮りして、ネガを添えてプレゼントさせて頂きますーー

さらに自身の持ち物のサイズや維持持続時間、過去に交際した女性の満足度などが
記してあったが、私は丁重にお断りした。

ーー3Pとは、妻が男に抱かれて燃え上がるのが条件です。夫の目の前で歓美を
味わえるのは、夫婦交換を体験したその延長で行うもので、申し込みさえすれば
どなた様にも身体を開く妻ではありません、初めに夫婦交換ありきであって有って、
奥様を説得なされて、夫婦交換からスタートなさるべきだと思います。
その折には悦んでお相手させて頂きます。其の上で妻達が納得すれば、
楽しみを3Pに昇華させたいものと願って居ります。ーー

このお断りにの手紙にご主人から、至極ごもねっとも納得した旨のご返事を頂いた。
それから二週間ほどして再び、
ーー説得の努力の甲斐が有って妻が夫婦交換に理解を示すように成りました。
その後、夫婦交換誌などを読ませ聞かせて、交換の理念を充分理解しました。
妻も他人のご主人に抱かれる事に期待して居るほどてすが、なのに今一歩と言う
ところで実行に踏み切ることが出来ませんーー

と今まで努力された経過を記し、踏み出すためのアドバイスを求めるお手紙を頂戴した。
この返事は妻の由美子が、「女の行動はご主人の考え次第です」と奥様の気持ちを
代弁するかのような返事を書いた。

ーードアの前に立って何時までも開かないと思ったら、
自動ドアでは無かったと言う経験は有りませんか。
ご主人は奥様が理解したから、
何もしなくとも夫婦交換は出来ると思っていらっしゃいませんか。
残念ながら奥様が理解しただけで夫婦交換は出来ないのです。
ご主人が積極的にアプローチしなければ何事も始まりませんよ。
恩様が理解を示されたという事は(そんな刺激的なことをして見たい)
と言う期待が有るからです。
先ずご主人が独断専行で奥様の手を引いて夫婦交換の場へ
無理矢理にでも連れて行ってあげてください。
ご主人の積極的な行動を、奥様は待っていられるはずです。
ご主人が前に立って居られる選択の扉は、自動ドアではないのですーー

すると一週間もしないうちにご主人から返事がきた。

ーー奥様からのアドバイスで勇気を貰いました。後は実行あるのみと、
塙さんご夫妻に手解きを頂きたいと願い、改めて夫婦交換のお相手を願いたく、
申し込みいたします。この世界に導いてくださるようにお願い致しますーー

妻の由美子にこの手紙を見せた。
「どう、交際してみようか」
「暫らく振りの夫婦交際ね。いいわよ」

私はご主人の永瀬さんと電話で、夫婦交際の実施日と場所の打ち合わせをした。
ご主人は結婚以来、奥様だけの一穴主義でとうされたらしく、結婚後ラブホテル利用の
経験が無く、不安だから自宅でお願いしたいと希望なされた。

私には異存が無く、ご主人の意向を入れて場所は永瀬さん宅と決めた。
実施日は女の生理を考慮し、奥様の加奈さんの月経三日前にした。
情欲が高まり、陰部が自然に濡れた感じになって、自然に手が行ってしまう時期である。
初心者の奥様の加奈さんが無理なく体験出来るはずという妻の由美子の提案だった。

千思万考のうえへ決定したにも拘らず加奈さんから交際の前日電話があった。
よくこれだけ自分のことを話し続けられると思うほどであった。
「夫以外の男性に裸を見られ、恥かしいところを覗かれて触れられる。
生涯一人の男しか知らずに過ごす。女の最高のロマンを捨てなくてはならない。
それどころか他人のご主人に抱かれて今まで以上に感じたら困る」
というものでした。そうした心配は無用とアドバイスしたのですが・・・。

男には理解出来ない感情論を長々と話される。月経症候群という情緒不安定な
症状らしい。私は聞くだけ聞いて、これは説得は難しいと思い。
「そんな事、どうでも良いじゃないですか。そんなこと心配していて、
 如何か成るのですか。「朝に紅顔、夕に白骨」と言う 言葉が有ります。
 あなたのご主人も、明日死ぬかも知れないのですよ」と突き放すように言った。
すると奥様の加奈さんは、この言葉から何かを感じて呉れたらしい。

「おりがとう御座いました。私の考えは愚かな事でしたわ。
 もし明日主人が死ぬ様な事に成ったら一生後悔することでしょう。
 生涯を託した夫からの希望ですから、望みを叶えて上げなくてはと気が付きました。
 明日、お待ちしています」
と言って電話を切られた。ここにお互いの夫や妻を取り替えて、貪りあう欲望の需要と
快楽の供給が一致する夫婦交際が納得のうえ成立したのである。

京王線調布駅に下車、甲州街道を横切り国立電気通信大学をやり過ごした所に
永瀬宅はあった。この先には深大寺や、都立植物公園がある高級住宅街である。
モダンな外壁から玄関まで置かれたプランターには季節の花が咲き乱れ、
初春陽射しをいっぱい浴びている。

チャイムを押すと、ご主人が迎えに出て中へ導いてくださった。
十六畳の大きな洋間には、リビングセットとダイニングセットが置かれていた。
奥のキッチンルームでは奥様の加奈さんが、料理を作っている最中であった。

簡単な挨拶を終え、三人は席に着いた。リビングには、すでに酒肴の用意が整っていた。
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