夫婦交換への第一歩。其の三
〜私達夫婦の場合〜

由美子の股間は開き切って、秘められた媚肉をあられもなくさらけ出している。
それは内腿の筋に引っ張られてほころび、ピンクの内壁を覗いて欲しいと催促しているようだ。
欲望の赴く儘、私は両手の親指を亀裂の左右に押し当ててそっと開いていく。

薄いピンク色の亀裂の内部があらわになる。由美子の蜜液で内部はすっかり潤って、
豆のようなクリトリスがちょこんと突き出している。そのクリトリスの包皮を剥いて
肉芽を剥き出し指先で擦っては包皮を戻し、また剥き上げることを繰り返した。
剥き上げるごとに肉芽はヒクヒクと蠢き、充血し大きくなってくる。

「そんなことされると、そこだけ痛いほど感じてくるのよ」
「ここは刺激すると大きくなるんだね」
「知りません。見たことありませんもの」
「大きくなるのは感じている証拠だよ。もっと大きくしょうね」
と言いながら、クリトリスを剥き上げそっと顔を寄せ口に含んだ。
そして舌で巧みになぞりながら愛撫を加える。

舌先が核心をつくと身体をピクンと弾ませる。感覚はいつもより鋭く成っている。
舌が芯芽を通過するたびに由美子は無意識に、ピクンピクンと腰を弾ませ反応した。

やがて由美子の声が変化し、感情を訴え始めた。
泉のようになったオマンコの汁は、汲めば汲むほど甘く新鮮な味をたぎらせる。
汲み出された快楽の甘味は繰り返すほど甘さが滴るようだ。
強く吸い上げ、オマンコの汁を一気に吸い取った。
「イイッ!」
由美子は腰を持ち上げ声をだした。

同時に膣の中が真空状態に近くなり、収縮子宮の粘膜今度は濃縮粘液が分泌され、
瞬時も空気に触れることなく私の口に入り、膣を通過した。
「凄いご馳走だ。身体は正直だね」
恥ずかしい反応を指摘され、由美子は首筋まで真っ赤にしてかぶり振りながら、
「いゃ、いゃあっ、やめて、あなた由美子こわい・・・」

甘い鼻声で頼み込む。口唇だけで最初のアクメを迎えた。
「どうした、気持がいいのか」
「知りません・・・・、聞いちゃいや」
吐く息が震えている。
「もう気をヤッタのか」
「だって・・・、いゃ、いゃ」
真っ赤になって、覆っている両手と一緒に顔を左右に振って、イヤ、イヤをしている。
顔から手を外してやると、
「こんな・・・、こんなことって・・・」
自分の身体の変化に驚いている。

「入れるよ」
「フン、死んじゃいソー」
身体を重ねる。由美子の変化を見るのには正常位が一番だ。
由美子も日中の全裸での交わりに異常に興奮している。腰を使い始めた私に合わせて
悶えている久美子の動きも早くなってきた。

何かをさぐるように宙を泳がせていた自分の片手の甲を、由美子はいきなり口にもっていった。
眉をしかめ口を結び力む。その口を大きくあけて息を吸い込む。目まぐるしい由美子の
表情を見下ろしていた私は、素早くその手を由美子の口から払いのけた。

歯形のついた由美子の手の甲が払われた瞬間、白い歯の間から、
「いっいくっ、ああ〜、あなたいきます」
由美子は血をはくように口走った。鳴き人形のように私の腰の動きに合わせ、
一突きごとに声を出し続ける。
「いいっ、いー、こんなのはじめて・・・」
「ここがいいのか」
「そこもいい、あっいいの」
「ここはどうだ」
私のといかけの言葉に由美子は、よがり声をあげ全身で烈しく答えた。
「あっ、そこ、そこよ、あ〜当たっている。いい・・・そこがいい、いく、いく、また来た」
呻き、叫び、吠えた。

まさに狂乱、落花狼藉の場となった。由美子の身体は、大海の木の葉の様に、
快楽の大波に翻弄された。私もすぐに限界がきた。
「イクゾー」
私が短く低く唸った時、由美子の裸身が跳ね上がった。
灼けた白濁の凄まじい噴出が子宮の奥をたたく。

尿道に痛みを感じるほどの射精で、滅多に覚えない凄まじい勢いの、ほとばしりであった。
やがて、汗まで融け合わせて、ひっそりとうち重なったまま、私も由美子も動かなくなった。

異常に熱中してしまった私は、身体の奥に鉛の様な重い疲労感が、
根を生やしたように、これまでに経験したことの無い安らかな眠気に襲われた。
「由美子、よかったか」
「え〜、よかった。これで決心ついたわ。
 こんな楽しみをあなただけでなく、他のご主人とも出来るのね」

そして大きな溜め息をつくと、由美子は私の腕に顔を押し付け、
余韻を夢の中で楽しむかのように眼を閉じる。
私も深い海に吸い込まれるように眠気に身を任せた。
外の騒音までが、二人の夫婦交換という旅立ちを祝福するBGMの音楽の様に聞こえた。
END
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