はぐれ恋。其の七
◇入らないよ◇

さて、これからどうなる事かと、私は興味津々で、寛子の一挙手一投足から
目を離さずに眺めています。
寛子は何時の間に用意したのか、綿棒の束を取り出し、それを五、六本、
輪ゴムで束ねて、それにもローションを塗りつけると、クルッと四つん這いの
恰好になり、綿の方を肛門に宛がい、グイグイと奥へ差し込んで行きました。

「さあ、アンタにもさせてあげようか?」
寛子は一寸はにかんだような笑いを口許に浮かべて私を見上げてそう言い、
促すように目で合図をした。
「俺、如何したらいいんだ?」
「その綿棒でお尻の中を掻き回す様にして穴を広げるのよ」

事も無げにそう言うので、私も興味半分で彼女の背後に回ると、
半分以上肛門の中へ入り込んだ綿棒の束を持って、回転させるように動かしてやった。
「大事無いから、もっと外へ広げるようにして頂戴」

言われるままに彼女の暗示に従うと、穴の入り口は思ったよりも大きく開く感じでした。
やっているうちに興味を覚えて、時間を忘れて綿棒を使っていると、
「さァ、それていいのよ。ねぇ、今度はあんたのチンポを入れて!」

と、寛子はゆっくりと仰向きになって、尻を持ち上げた恰好になった。
私は「犬取り」のように背後から挿入するものだとばかり思って居たので、
フト戸惑いを覚えて、躊躇していると。
「さあ、早くぅ、入れて・・・オマンコへ入れるのと同じ要領でいいんだから・・・」

寛子は尻の穴の縁へ両手の指を掛けて、左右に大きく押し広げるようにして、
待っています。私は思い切って彼女の股間へ近づき、亀頭の先を肛門へ当て、
グイと腰を押しましたが、跳ね返るような感じで、容易に挿入出来そうにない。
「入らないよ・・・オマンコに入れるのとは勝手が違うぞ」
「柔らかいチンポの方が簡単に入るんだけど・・・
 アンタのは固い上にカリが人より大きいから・・・
 もっとローションをタップリ付けて、思いっきり腰に力入れて、差し込んでぇ・・・」

言われた通り、私は一旦身体を離して、エラを張った亀頭から胴中かけて
ローションをベットリと付け直して、肛門の口へ押し当て、体重を掛けてグイッと
押すと、今度はズボッと亀頭の首まで入り込み、あッ、入ったと思った途端、
カリ首を喰い締めるような強い力で締め付けられた。

「あア、入った、入ったワ。後は根元まで楽に入るから・・・」
寛子が腰を持ち上げると、言った通りズルズルッと半分ほど入り込んだが、
最初の強い締め付けに反して、肛門の内部は思ったよりも緩く、
オマンコと違って、まるで空洞の中へ迷い込んだ感じだった。

それでも入り口の締め付けはかなり強烈で、腰を使う度に摩擦の快感よりは
心理的な快感の方が強まり、次第に気分が盛り上がってきた。
寛子も喘ぎ声を漏らしながら、私のリズムに合わせて、頻りに腰を使っていたが、
今一つ昂ぶりが無い様子で、
「ねぇ、オマンコクジって・・・」
と、目を閉じて呟くようにそう言うと、私の手を探って自分の股間へ導いた。

私はそれに応じるように腰を浮かせて、暫くの間、固く勃起しているサネ頭を
撫でたり擦ったり、サネ裏を揉み上げたりしてから、ベトベトに濡れた膣の中へ
指を入れると、いつもより狭い感じの肉襞を隔てた向こう側に、
硬い棒のようなモノを感じた。

指先でなぞっているうちに、それが自分のチンポだと分かった途端、
私はそれ程強い快感を覚えぬままに、思わずドクッと射精し、続いて、
ドク、ドク、ドクッと射精を続けた。

寛子も、オマンコかそれともアナルか、何処が気持ち快いのか分からぬが、
一段と鼻息を荒げ、私にしがみついて来ましたが、私のチンポが萎え始めると、
今度は我と我が指でオマンコを弄りながら、鼻息を荒げ、頻りにヨガリ声を上げた。

「あア、イイ、イイ・・・」
ビクリ、ビクリとオマンコを震わせ、左右にうねる様に空腰を使っている寛子の姿は、
見る目にも悩ましく、萎えかけていた私のチンポは再び元のような固さと逞しさを
取り戻していた。

慌しくウコン頭巾さながらの悪臭を漂わせているコンドームを取り去ると、
寛子の腹の上へ乗りかかり、怒張したナマのチンポをズボ、ズボ、と挿入して、
バス、バス、バスと激しいばかりのピストン運動を繰り返した。

「あぁ、また気持ちよく成って来た・・・あァ、イイ、イイ、イイ、イイ・・・」
やがて寛子の悶えるようなヨガリ声を開きながら、とうとう私も上り詰めて、
今度はオマンコの中へドク、ドク、ドクと続けざまに二度目の射精をしたのだった。
END
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