姉の千恵子と伯母の喜美代四十歳。其の三
◇奥の寝間へ◇

私達の家から百メートルほど離れた所に屋敷森に囲まれた叔父の家があり、
私達は「本家」と呼んでいた。

夏休みに入る前の日曜日の早朝、何時もの様に私は川に仕掛けた置き針を上げに、
行ったが獲物は無かった。朝霧に足を濡らし本家の側を歩いた。
母と姉は日曜日の朝はいつもゆっくりと寝ていて、五時前には起きなかった。

宵待ち草の黄色い花が萎れて露に濡れていたり、藪影には蛍袋の紫の花が
盛んに咲いていた。

放し飼いの本家の犬が、人なつっこく私の後に従って歩いていた。

前方の道から少し高い所に有る畑の中に、寝間着の裾を尻はしょりして、
しゃがんでいたのは叔母の喜美代だった。
実り始めた茄子をもいでいた。ふっくらした顔立ちの優しい女(ひと)で、
私は前から叔母が好きだった。

私の目の高さにしゃがんでいる叔母の寝間着の下はノーズロースで、
白い股の奥には黒い陰毛が見えた。

叔母は其れを隠そうともせず、その侭の格好で手を伸ばし、
ユックリと茄子を鋏で摘み取っていた。

私は目を逸らせたが、白く開かれた股が左右に動き、
黒い艶々した陰毛が見え隠れしていると、
吸い寄せられる様に、視線が其処に戻ってしまうのだった。

「初物だからね、母ちゃんに持って行ってやんな」
叔母はその侭の格好を崩さず、ニ、三歩石垣の上までいざって来て、
籠から紫色の濃い茄子を私に差し出した。

寝間着の襟が肌蹴て、コロコロとした乳房の半分が見えていた。
白いはちきれそうな肉の奥の陰毛の間にひしゃげた形の割れ目が覗いて、
こげ茶色の肉片が垂れ、赤い中身の肉が少し見えていた。

空の魚篭を差し出して、一つ二つと篭が一杯に成るまで茄子を受け取ったが、
金縛りにあった様に割れ目から視線を逸らす事が出来なかった。

叔母はうっすらと笑いを浮かべて、色気のつきかけた甥の、
緊張した顔を見て楽しんで居るようだった。
「後で遊びにきな。今日は叔父さんが留守なんだよ。
 みっちゃん、きっとだよ。叔母さん、待ってるかんな」

叔母が茄子の篭を持って立ち上がると、母や姉とは違う女の匂いがした。
叔母は寝間着をはしょり、白い腿を出して大きい尻をクリクリさせながら、
畑の道を本家の方へ歩いて行った。

中学一年の私達の中で性交の経験者は何人も居た。
私などは遅い方だろう、友達の助平話などを聞きながら、
俺もやってみたい、如何しても遣りたいと思った。

月に一度か二度帰って来る親父が持ち帰って、不用意に置き去りにした
エロ本を盗みしながら、私は畳に勃起を擦りつけ、自然とオナニーを覚えた、
オマンコを遣らせて呉れるなら、相手は女で有れば誰でも良かった。
身体はすでに大人に成りかかっていた。

叔父は村会議員をしていた。広い田畑の仕事は、叔母と、
昔から屋敷内に住んで働いて居た独り者の良作さんという老人に任せていた。

私は叔父が自転車に乗って役場の方に出掛けて行くのを見届けた。
叔父は、ユラユラと畑道の中を遠ざかって行った。

本家に近づいた私を見て、叔母は顔の横で掌をヒラヒラさせ、
私においでおいでをしていた。叔母は今朝見た時と同じ寝間着のままだった。
私は叔母の後について奥の寝間へ行った。寝間には敷きっ放しの布団が有った。

「みっちゃんは悪い子だよ。今朝、おばちゃんのオマンコ見たな。
 それだけじゃなくって、チンポをでかくしていたな」
敷布団の上に横座りに成った叔母の寝間着の前が肌蹴て、
股がむき出しになった。

「こらっ、黙ってないで、おばちゃんのオマンコ見たって言ってみな」
『おばちゃんのオマンコ見た』
「よし、そのでかくしたチンポを出してみな。
 悪いチンポをあたしが見てやる」

私は敷布団に仰向けに寝かされ、半ズボンとさるまたを脱がされた。

「こんなちいちゃいチンポがどうなるのか調べてやる」
叔母は指で陰茎を摘んで、しごいた。
「あらまっ。生意気に剥けてるんじゃないか。
 おやおや、こんなにでかくなっちゃって。
 睨んだとおりのチンポだよぅ。ふぅぅん。
 こんな子供でも此処だけは大人並だよう」
叔母は感心しながら皮を剥いたり戻したりしてチンポを弄って居た。

叔母は母より少し上の四十歳位だった。夫婦には子供がなく。
叔父の弟である私の父の子の一人を養子にする予定だったと後で知った。

「ほらっ。みっちゃん、あたしのオッパイを吸いな」
私の口に乳房が押しつけられたので乳首に吸い付いた。

「もっと、もっと吸って」
ちゅくちゅくと吸ったり舌先で乳首を転がしたり、
まるで赤ん坊に戻った気分で吸い続けた。

右左と交互に乳首を吸わされながら、叔母の顔を盗み見すると、
目を閉じて口を半開きにして、うっとりとした表情に成って居る。

乳首を吸うと自然に手が出て、乳房を揉む仕草になるのは誰からも教えられた事ではない。
私は空いた方の乳房を掌に握ってやわやわと揉みしだいていた。
「はぁ・・いいきもち・・・」
叔母は乳房を含ませながら、勃起を握ってゆるゆると動かし続けていた。
不思議に射精のきざしは無かった。

「みっちゃん。目を開けちゃだめだよ」
叔母は私の身体を跨いで、下半身を重ね合わせた。
ぬるっと勃起が何かに滑り込むような感覚があった。
小太りの尻の肉が私の股に微妙についたり離れたりした。

ああ、これがオマンコと言う物なのだと思った瞬間勃起は激しく脈打つように、
痙攣を始め、熱い肉の中に精液を迸らせた。
『あっ、出ちゃった・・・・』

叔母はブルブルと尻を震わせ私の身体に密着した。
太い鼻息が私の顔にかかり、舌が顔を舐めた。

私は一刻も早く叔母の身体から離れて逃げ出したかった。
しかし、叔母は私の身体をシッカリと抱え込み、太い両足で締め付けた。
縮んだ陰茎にザラザラする陰毛を擦りつけ逃がしては呉れなかった。
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