借りた人妻奈津子。其の三
◇◇

「オメコ、そや、オソソ言うこともあるけど、子供の時から聞いて育った
 (オメコ)が一番興奮するよってに」
「それじゃあ、旦那には(オメコして)言うんやな?」
「わざわざそんな事言うたことはないけど」
「それじゃ、一遍、オレに言うて見てくれ」
「まあ、恥ずかしい、なんでそんなスケベなこと言わせるの?」
「オレの知ってる女は皆(オメコしてェ)とか(オメコ舐めて頂戴)とか、言うからや」
「ほんま?なア、あんたの奥さんもあんな綺麗な顔してそんなこと言うの?
 (オメコ舐めて)やなんて、そんなの嘘やわア」
「嘘やあるものか、Kは何も教えなかったかい?」
「若い頃は(イク時は、死ぬ、死ぬ、言うてみ)て言ったことあるけど、
 (シヌ、シヌ)なんて、大袈裟やんか。ウチ、笑えてしもうて」

オメコをくじり乍ら、そんなことを離しているところに、奈津子は再び萌してきて、
一度綺麗に淫液を拭いたオメコの中が再びベトベトに濡れてきました。
「あんたがいつまでもクジッとるさかいに、またしとうなって来たやないの」
と、奈津子は私の耳元で囁きながら、待ちきれない様子で大きく股を開いてきました。

私は挿入するよりも、このままオメコや乳房を触ってその感触を楽しんでいた方が
良い気分でしたが、そんな訳にもいかんず、起き上がってチンポにしごきを入れてから、
奈津子の股の間へ割り込んで、一気にズボッと毛際まで差し込みました。

「あァ、やっぱりええチンポやワ。子宮の奥まで、ズキン、ズキンと感じるわ」
そう言って、背中へ廻した指先に力を入れ、私の腰の動きにあわせるように、
激しく尻を上げ下げし始めました。
「なア、こんな気持ちのエエこと、誰が考え付いたんやろうなァ?
 あんた、そう思ったことない?」
「神様は、女に妊娠・出産と言う苦しみを与えた代わりに、
 官能の悦びを男以上に与えたのだと言うよ。神様に感謝しなさい・・・」
そんな他愛のないことを喋っていたのも束の間で、
やがて奈津子の眉間に皺が深く刻まれたと思うと、
「あア、もう我慢出来しまへん、あァ、エエ、エエ、あァ、エエわア」
と、一際高い悦がり声を上げてきました。

「そうか、エエか?エエか?どこがエエんや、奈津子、何処がエエんか、言うてみい」
「あア、オメコ、オメコ、オメコよ。たまらんよ・・・。
 あアッ、オメコがエエよ。あア、もういや、いや、いやッ」
と、泣きじゃくるような声を出し、膣の奥がグイ、グイッと締まったとおもうと、
子宮の奥からドロッと熱いものを弾きだして気をやりました。

膣の中の秘肉がチンポに絡みついて、締め付けるように蠢くその激しい快感に、
これがKの言う自慢のオメコの感触かと、私もチンポの先を膣の奥の膨らみへ
押し付けるようにして猛然と腰を使い、やがて目くるめくような快感に打たれて、
ドビュッ、ドビュッ、ドビュッと射精しました。

全身を貫くような快感の嵐の後は、十分な満足感が訪れて、
流石のチンポも急激に萎えてきます。
「先刻はあんた何時イッたのか判らへんだけど、今度はハッキリ判ったわ」
チンポが抜け出るのを防ぐように股を閉じて、奈津子は下からそう言って、
満足そうに微笑むのでした。

オメコをし終わった後は彼女を家まで送り届ける約束で、
夜の時間は十分に有りましたから、チンポの汚れを掃除して貰ってから、
次の合戦に移るまでに、添い寝をして世間話を始めたのでしたが、ふと話題が
途絶えた時、奈津子は突然思い出したと言うように、こんなことを問い掛けて来ました。
「(ビデオ鑑賞会)いうのがあること、あんたは知ってはる?」
「ああ、例の裏ビデオを観るヤッだろう?」
「ええ、そうや」
「観に行った事はないけど、話には聞いたことがあるよ」
「今年の初めから、C町に面白いのが出来たんやて、ウチの知り合いの奥さんの話では、
 スキ者の間では専らの評判やそうよ」

奈津子は意味ありげな笑いを口許へ浮かべてそう言いました。
「へえ、C町なら直ぐ近くだし、それは一見の価値が有りそうやなァ」
「そやけど、会員制やし・・・。アベックでないと入れないそうなんやわ」
「会員はともかくとして、あんたなら旦那を誘えば行けるやろし、
 そうでのうても相手が欲しいなら他の誰だって喜んで一緒するやろに」
「そんなら、あんた、ウチと一緒に行ってくれはる?」
「奈津子さえよければ、オレは願ったり叶ったりだよ」
私はこれは面白い事になったと内心ほくそ笑む思いでした。

「ところで、奈津子は、旦那と一緒に是までにも裏ビデオを観た事あるんやろ?」
「それがないさかいに、観たいんやわ。人の話やと、オメさんやチンポ丸出しの
 物凄いシーンが出てくるんやてなア?」
「物凄い言うたかて、男と女が逢えば、誰でもがしてることや。
裡 期待するほどのことでもないわなア」

「そやかて、ウチなア、まだ一度も他人がアレしてるところて、見た事てないんやわ。
 他人はどんな格好でオメコするんか、えろう興味があるねん」
「子供の頃、親のしてるとこ見た事や、
 夜中に悦がり声を聞いて目醒ました事はあるやろう?」
「そんなもの見たことも、聞いたこともないし、考えた事もないわ。あんたはあるの?」
「オレは何遍もあるんや。真っ昼間アオ姦しとるところ見たこともあるし、
 見るだけやのうて、自分がオメコしとる処を他人に見られた事かてあるよ」
「まア、あんたて、子供の頃からスケベやったんやなア」

最前まではオメコをするのに夢中だったので、奈津子の口からこんな内容の話を聞くと、
彼女の意外にスケベな一面を見せ付けられた思いでした。
私は秘蔵している裏ビデオが十数本あり、新しい作品が手に入ると友人達と
交換し合って観ているのでしたが、その時、ふと時、ふと明日にでも奈津子を誘って
そのビデオ観ようかという思いが胸裡を掠めたものでした。

しかし、よく考えて見ると、翌日は日曜日で、家には終日妻や孫達も居るし、
それは不可能だと知って諦め、其の夜は、更に三回戦までオメコをした後、
奈津子を家まで送り届けて別れたのでした。

私のギャンブル仲間にそういった裏街道の事に詳しいのが居る事を思い出して、
早速電話をして聞いてみると、「ああ、簡単なことや。承知したで」と言う返事で、
三、四日して、入会の用紙を手に入れて持って来てくれました。

「この鑑賞会いうのは、中々面白いらしいで、オレも一遍行ってみるわ」
彼はそう言って、私の肩を叩き、
「まア、頑張って来いや」
と、意味ありげに口許を綻ばせて帰って行ったのでした。

仕事の暇を見て教えられた場所を探し出し、
早速入会金三万円を支払って会員になりました。
その時に貰った会則のようなものによると、ビデオ鑑賞は平日は午後の六時と八時、
土、日、休日は一時から三時間置きという事でした。

またビデオ鑑賞と、その後で女と過ごす為の部屋代が、一回に付き一万円、
その部屋を前もって時間をよやくすると三千円加算とありました。
準備が整って私の方は何時でも出掛ける事が出来ましたが、
肝心の奈津子に連絡する機会がなくて、それから一ヶ月ばかりが過ぎました。
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