質屋一代記。其の一
〜男を煽る仕草〜

ある割烹旅館の奥まった離れ屋敷。障子戸を開けた窓の外には、
外灯に照らし出された庭園が広がっていて、
池の水面が銀色にキラキラと光輝いていた。
飲食を始めてからかれこれ一時間。女の白い顔にうっすらと
紅みが射してきて、淡いピンク色に成ってきた。
特に目許は桜の花びらをくっ付けた様に深まり、
四十女の色香が滲み出ている。

女は丸山涼子(仮名)、45歳、十年余り前に夫を亡くして未亡人となり、
保険金で開いた小さなブティックを経営していたが、
二年前に資金繰りに詰まり私の経営する消費者金融に遣ってきて
それ以来、付き合うようになった。
早い話が、現在、私の愛人的な存在であると言っても過言ではないだろう。

彼女には数百万円の融資をしているが、ブティックの経営も一頃の
落ち込みを抜け出し、順調に回復しているらしいから、
他人事とは言うものの私もほっと安心している所である。
◇◇
「久し振りに飲んだせいか、少し酔ったみたいだわ」
涼子が両頬にそっと手をあてて、俯きながら私を上目遣いに見つめてきた。
彼女の目には潤みが漂い、媚の色がはっきりと浮かび上がっていた。

「少し横に成って、酔いを醒ましてから帰ろうか・・・」
私は彼女の肩を抱き、柔らかな唇に口付けをしながら、
ワンピースに包まれた胸の膨らみを撫で付けた。

「ううっ〜ん。社長さん、あたしをまたダメな女にする気なの?」
涼子は体をくねらせ、甘い響きのある声で言った。

彼女を抱き締めたまま隣の部屋の襖を開けると、
そこにはフカフカしたダブルの羽毛布団が敷かれてあった。
「涼子さんの乱れる姿を、じっくりと拝見させて貰うよ」

私はワンピースの背中のファスナーを引き下ろし、
肩から布地を剥ぐように脱がした。涼子は純白のスリップを着けている。
私はスリップ姿の女に凄くそそられると言う性癖があるが、
そんな私の好みを彼女は確りと感じても居た。

女は全裸も悪くないが薄布一枚纏った方が色っぽいと、
五十代の頃から思うようになった。

スリップ姿の涼子をそっと抱き寄せ、前から肩に口付けと舌舐めを行っていくと、
「社長さん、お布団に横にならせてっ」
鼻から抜ける喘ぎ声を漏らし、私の腕の中で身をくねらせた。

世間で言う熟女である彼女は、男に甘え、男を煽る仕草を十二分に身を持って
知っていたのである。四十、しざかり、の真っ只中にある女であるから、
性欲は当然だし、男に抱かれなければ体が持たないのであろう。

私はスリップの上から涼子の胸に顔を擦り付けて、
僅かに発散させる女体の匂いを嗅いでいった。
絹のスリップは肌に優しく、ウットリしてしまいそうでペニスは早くも硬直していた。

私は女体の香りを充分に楽しんでから、涼子を裸にして、
ダブルの羽毛布団に横たわらせた。そして、わたしも全裸に成って、
彼女の脇に添い寝をして愛撫を開始した。

未亡人は直ぐに飢えた牝犬に変身する。乳房を舐めたり吸ったりしていると、
乳房が張り詰め、小山の様に盛り上がって弾力も豊かになった。
「ああ・・・オッパイが痺れるみたいっ」

軽く乳房に歯を当てると、涼子は敷き布団を引っ掻くようにして、
柔らかな女体を仰け反らせ、硬直させてブルブルと全身を震わせた。

胸だけの愛撫で女体をメロメロにさせてから、私は彼女の足を八の字に開き、
その間に入って腹這いになった。
涼子の太腿は脂肪が乗っていてフックラと盛り上がり、其の先に縮れた陰毛が
毛先を絡め合ってモワァーと生えていた。

足を広げている為にオマンコは楕円形になって口を開いている。
海胆が割れたように見える時もあり、マグロの赤味のように感じる時もあった。

入り口では淫水焼けして紫色がかった二枚の肉襞が、男の舌を待ち望んで
細かな震えに見舞われていて、其の奥では鮮やかなピンク色の突起方の肉襞が
蠢き、粘った体液を滲み出しているオマンコからは、熟れた甘酸っぱい蜜の香りが
立ち昇っている。匂いを嗅いでいるだけでも充分な満足感を与えてくれる感じだった。

この前に涼子を抱いたのは一ヶ月ぐらい前だったろうか。
彼女の体は欲求不満の塊のように成っていた。
クリトリスをつまみ出して舐めつけると、
「あっ、ふっ〜ん、くくくっ」
まるで鳩の鳴き声にも似た喘ぎ声をだして、彼女は俗に言う空腰を突き上げてきた。

オマンコをペロペと舐め付けてやると、割烹旅館中に響き渡りそうな声を発して、
骨が抜けたように肢体をくねらせる。

膣に挿入した指にも、無数の肉襞が蠢きながらネットリと絡みついてくる。
Gスポットと呼ばれている、恥骨の裏側の数の子状の膨らみを思い切り擦ってやった。

涼子はシーツをしっかりと両手で握り締めブルブルと腰を震わせていった。
オマンコはもうグッショリになって、指を伝わって出て来た体液は、
股の間から流れ落ちてシーツにべットリと染み付いていった。

女はセックスの時、子宮の塊になる。と言われるが、
彼女はまさにその言葉どおりの女だった。
私は是までに百人以上の女達と遊んで来たが、其の中でも涼子が
最高の女だと思っている。彼女の体は全身が男を歓ばせるための
肉襞で出来ている。と思えるほど、私にとっては素晴らしいの一語であった。

私は五十代の後半に成ってから、どうも中折れ状態に陥る様に成ってしまったようだ。
女房と戯れていても、いざ出陣となった時、急にフニャチンになってしまうのだった。
ところが涼子と付き合うように成ってからはそれも無くなり、
中折れ現象は見事に治まってしまったのだ。
私にとって彼女は、バイアグラ以上のものであったのだ。

「ああ・・・イクーッ、社長さんきてっ、早くあたしを天国にイカせてっ」
涼子は我慢の限界が来たようで、大声で私を誘ってきた。
「涼子さん、まだオチンチンをしゃぶっていないよ」
「後で、後でするわ。だから一度天国にイカせてっ」

涼子は乳房をユサユサ揺らしながら身悶えている。
そんな彼女を見つめながら、私は体を起こした。

私は涼子とデートする時には、何時も二度抱いてやる。一回目が終わって
一息入れてから、彼女にペニスをしゃぶって貰うと、また元気に成るのだ。
涼子のおしゃぶりは素晴らしい。女性器が顔に付いているような感じであった。

「それじゃあ、涼子さんを天国にイカせてあげますよ」私はほくそ笑みながら、
股間のペニスを彼女の膣口に宛てて、ゆっくりと腰を沈めていった。
「ああああ・・・」
涼子は歓喜の叫びを発し、下から腰を突き上げてきた。
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