妹にまで矛先を向けた極道兄。其の二
◇妹の腹の上◇

妹が店で立ち働いておる姿は実に健気で生き生きとしていて、
私はそんな妹に美しささえ感じました。
妹を描いてみたいと、永らく忘れていた芸術への
創作意欲といったものも漲ってきたのであります。

この時は単なる画家としての眼で妹を見ておる積りでありました。
ところが、体調が少し良くなってきて、またぞろ助平虫が這い出て来て、
以前に関係を持っていた人妻をこっそり山梨に呼びつけて、
抱いたりしたのですが、女の腹に乗って腰を使っている時でも、
ふっと頭の中に妹の事が浮かんで来るので有ります。

私はとうとう、妹に絵のモデルになってくれないかと頼みました。
すると、妹は一笑に付しました。
「私、もう四十五よ。こんな弛んだ中年ぶとりをモデルにしてどうするのよ」
と、てんで相手にしてくれません。

其れでも私は、春江には人生と言ったものが感じられるんだ。
とか何とか言って、何日も何日も説得に勤めました。
それで、とうとう妹も折れました。おそらく、妹の心の中には、
私が絵を描きたくなった意欲を喜び、
立ち直って呉れればという願いがあったのでありましょう。

早速私は奥の部屋で創作にかかりました。甥は東京の大学ですので、
家には二人きり。私は妹を浴衣姿にして、カンバスの前に立たせました。
妹は矢張り、モデルになるのは恥ずかしそうでした。

「お兄ちゃん、本当に私でいいの?」
と、何度も念を押しました。
「裸婦なら若い女に頼むけどな」
と私は軽口を叩いて、妹にポーズをつけました。妹は首筋が綺麗なので、
髪をアップにして、斜め後ろ向きにさせました。
そして、少しだけ肩を肌蹴させ、絵筆を握ったのであります。

ところが、私は筆を動かすことは出来ませんでした。
妹の姿に創作意欲成らぬ性欲を覚えていたからです。
血肉を分け合った妹だから、私は無意識に欲望を抑え、こみ上げる感情を、
芸術上の意欲にすり替えていた自分にこの時気づきました。

「お兄ちゃん、どうしたの?」
と、妹が怪訝そうに私を見ました。その瞬間、私は絵筆をポロリと落とし、
妹に抱きついて居たのであります。
「ど、どうしたのよ、お兄ちゃん!?」

畳に強引に押し倒すと、妹が私の異変に気付き、声を引き攣らせました。
「春江、俺はおまえが好きに成ったんだ。夢にまでみるんだよ!」
私はもう理性も何もない一匹の獣でありました。妹を押さえつけると、
パッと浴衣を肌蹴て、剥き出しになった柔らかな乳房に口唇を押し付けていきます。

「ヒッ、やめてよ。兄さん、いま何してるか分かってるの。私達、兄妹なのよ!?」
妹が私の頭髪を掴んで、何とか引き離そうとします。しかしながら、私は乱暴に浴衣の
裾を肌蹴ると、びっちり閉じ合わせた太腿の間に手を強引にねじり込んで行ったのでした。

「春江、いいじゃないか。一度だけ、なっ、春江」
私は乳房を吸いながら、何とか太腿を開かせようと躍起になりました。
「ダメ、ダメ!!お兄ちゃん、おかしいわよ」
と、妹が尚も抵抗し、私を何とか思いとどまらせようとします。
しかし、私は狂っておりました。とうとう膝頭でグイッと太腿をこじ開けると、
下着の上から中心部に向かって指をクイッと突き立てていったのです。

「うっ・・・いや、やめてったら・・・」妹が呻きながら、
私を押し離す格好をしました。ところが、最初の頃ほどの強い力ではありません。
布越しとは言え、私の指でオマンコに触れられた事で、一瞬腰の力が抜けたのでしょう。
私はすかさず下着の横から指を突っ込み、今度は直にオマンコの粘膜に触ったのでした。

「い、いけない。お願いよ。お兄ちゃん!」
妹が悲鳴を迸らせました。そのくせオマンコはジトッと濡れ湿っておりました。
それを私の指はしっかりと確認しておりました。

「春江、兄と妹でもいいじゃないか、両親も連れ合いも亡くした今、
 もう俺と春江しか居ないんだよ。五体満足な男と女が一つ屋根の下に住んでいて
 互いに無視し合う事の方が辛いんじゃないか、妊娠しないように気を付けながら遣れば、
 オマンコ以上にお互いを癒し合えるものが有るか?なぁ・・・いいだろう」

私は興奮しきって、まくし立てると、素早く下着をむしり取りました。
そうすると、妹は何もかも諦めたらしく、
「強引なんだから・・・」と言って全身から力を抜いて、横を向きました。

「嵌めるぞ、いいな」
私は急いでズボンを脱ぐと、すぐさま妹に重なっていって漲り切った逸物を
妹の体内に収めたのでありました。

「うっ、ううッ・・・」
妹が呻きましたが、身動きはしませんでした。
しかし、私が荒々しく腰を突っ込み始めると、
「う、む、あ・・・」
と、食いしばった歯から喘ぎを洩らし、とうとう我慢しきれぬように、
私にしがみついて参ったのであります。

「いいのか、オマンコが・・・?」
と訊くと、
「気持ちいいわ、お兄ちゃん・・・」
とハァハァ息を弾ませ、自分からも腰を揺すり上げるように遣い始めます。
妹とても三年間の未亡人生活で肉体は渇きに渇いていたのでしょう。

私はもう夢中で逸物を出し入れしました。そうして、射精しそうになると素早く抜去し、
妹の腹の上にザーメンをぶちまけ、やっと落ち着いたのでありました。
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